銀行印が通帳に押されている?いない?安全対策の秘密!

pic36_1

普段、銀行預金はATMでキャッシュカードから出金する人が多いですね。今ではコンビニにも当たり前のようにATMが設置され、土日祝日や夜中も気兼ねなくお金を引き出すことができます。

とは言え、窓口に行く用事ができたとき、銀行印がどれかわからず慌ててしまっては大変です。「通帳に押されているから大丈夫」と思っている人は…もう一度、本当に銀行印が押されているか確認してみましょう!

■「この通帳の銀行印は、どれだっけ?」

pic36_2

銀行の窓口へ行く必要が出たとき、銀行印を探すのが面倒と感じる人は多いです。

「この通帳の銀行印は、どれだっけ?」

と、改めて印鑑を探す人から、保管をしているものの印鑑が複数あって頭を抱えてしまう人まで様々。中には、通帳をめくると1ページ目に銀行印が押されているから「間違えない」という人もいます。

■通帳に押された印鑑は「複印」

手元にある通帳の1ページ目に押された銀行印。これは「副印(ふくいん)」と言います。覚えていないかもしれませんが、口座開設をしたときに一緒に捺印しているのです。

「え?そんなことはしていないし、通帳に印鑑が押されていないけど?」
「こんなところに銀行印が捺印されていたんだ!」

実は、実際に通帳を見てみると、銀行印が押されているのといない通帳があります。

あなたの通帳は銀行印が押されているでしょうか?

■「副印」がなくなった理由は安全対策?!

pic36_3

なんと、意外ですが通帳に銀行印が押されていないのが「安全な通帳」と言えます。

一昔前は、全国展開している銀行や郵便局でもオンライン化はされておらず、違う支店で出金をする場合、本人確認の役割を持つ印鑑照合ができませんでした。そこで、通帳自体に銀行印を捺印することで、違う支店でも印鑑照合ができたのです。

とは言え、今はオンライン化も進み口座管理もシステム的なデータベース化されています。今では全国どこの支店でも印鑑照合がコンピュータでおこなえるようになり、通帳の副印は廃止されつつあります。

これは見方を変えると、空き巣や泥棒などの盗難被害にあった場合。盗んだ通帳から銀行印まで特定されてしまうのは非常に危険とも言えます。この安全対策の意味もあり、副印の廃止が徹底されるようになりました。

■改めて考える「銀行印」の大切さ

「通帳に銀行印がないと不便」と感じている人はもちろん、窓口に行くことが少なく「通帳に副印が残っている」という人は、改めて銀行印の安全性が見えてきたと思います。

副印が残ったままの通帳は一度、窓口に持っていった方が良いですね。

また、銀行印も使う頻度が少ないからといって「いざ必要な時に困った!」と焦るのではなく、日頃からしっかり管理をしておくのが大切。私達自身でも安全対策の意識が重要です。

◆実印・銀行印を作成するなら、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
実印 作成するなら知っておきたい大切な3つのお話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑