費用対効果抜群!木のぬくもりが優しい、王道の柘(つげ)の印鑑
柘(つげ)は、古くから実印として愛されてきた印材で、最も一般的に普及していると言えるでしょう。 木材の中でも、キメの細かさや、温かみも感じられる手ざわりの良さ、美しい木目が印象的です。
実は、どんな柘でも印鑑にできるかというと、そうではありません。最適な状態になるには、早くても5年、長くて30年はかかるため、物によっては高級と言われる水牛以上の値段がつくこともあります。
柘はいくつか種類がありますが、とりわけ薩摩本柘は高級品となっており、中でも鹿児島県由来のものの質が良く、値段も高いようです。
■一番高級な柘の印材、薩摩本柘
さっそく、一番の質の高さを誇る薩摩本柘について見ていきましょう。薩摩本柘が印鑑素材として最適とされている理由の1つには、最も目が詰まっていて繊維が細かいため、硬さや粘り具合が彫刻に適しているということがあげられます。
なぜそのような柘が育つかというと、鹿児島県の気候の恩恵なのです。夏はとても暖かく、それに対して冬は寒い、という恵まれた環境のおかげです。
■印鑑を頻繁に使う人には、アカネがおすすめ!
アカネは東南アジア産まれの柘で、別名シャム柘とも呼ばれています。ちなみに、ツゲ科の植物ではありません。また、印鑑にできる太さに育つまでは、20~30年かかります。薩摩本柘よりも成長が早く、水分が多いので、日本国内でしっかりと乾燥させてから印鑑に加工を行います。
アカネは希少性のある本柘の代用品として使用されるため、普及率も高くなっています。本柘と比べると、少し色味は暗く、木目も少々荒い印象があります。その分やはり、本柘よりも丈夫さは低くなります。ただ、判子の使用頻度が高い人には、コストパフォーマンスを考えると、アカネを活用してみても良いでしょう。
■開運効果も期待できる本柘
本柘は木が持っているエネルギーが宿っているそうです。温かな地でのびのびと育った植物は太陽のパワーを秘めており、そこから、繁栄や成功、発展というパワーが生まれると言われます。
もちろん、プラスチックや金属の印材はおしゃれでモチベーションも上がる人もいるでしょう。ただ、印相学という観点で言うと、自然の気をチャージした樹木や、水牛や象牙といったものがおすすめです。特に本柘は日本生まれ、日本育ちです。そのため、私たちとの相性もぴったりなのです。
そして、印鑑はその人の分身とも考えられます。質の良い実印や銀行印を使っていると、それに見合う人間性やステータスが身についてくるのかもしれません。
使えば使うほど味が出てきて、運気のアップする柘も、おすすめの印材ですね。
■薩摩本柘の実印
Inkans.com
薩摩本柘 実印16.5mm
サイズ:16.5mm
3,880 円(税込) ※送料、印鑑ケース別
平安堂
薩摩本柘植 12ミリ+15ミリ
サイズ:12ミリ×60ミリ 姓また名のみの彫刻
サイズ:15ミリ×60ミリ 姓名の彫刻
13,478円(税込み)
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