実印の値段や相場はどれくらい？選び方のポイント5つ

実印は、車や住宅の購入や相続、公的書類の作成など大事な場面で使うことが多い印鑑ですね。そんな実印を作りたいと思ったときに、大切な印鑑だからこそ値段や相場が気になるところ…。

実印の値段や相場の違いから、お店ごとに販売価格が変わってくるヒミツ。

そして、実印を選ぶ時に役立つポイントをまとめました。

■今更聞けない？！実印とはどんな印鑑？

まず実印とは、自分が住民登録をしている市役所や区役所などで、戸籍上の名前を「印鑑登録」として申請した印鑑のことを言います。

名前はフルネームだけでなく、名字または下の名前だけでも問題ありません。印鑑登録さえすればそれが実印となるので、実は、100円ショップで買った三文判でも、銀行印や認印として使っているものでも実印にすることができます。

ですが、法的に本人確認ができる証明にもなっていて、使う場所も大事な場面や大きな金額が動くときに使われることが多いです。

そのため、他の印鑑とは分けて実印を用意して、なおかつ長く使える質の良い1本を作成するのがオススメです。人生の中で何度も購入するものではないので、値段の安さだけでなく品質も大切ですね。

■実印の値段や相場は？お店ごとに違いがあるヒミツ

実印の値段や相場は、まさにピンキリと言っていいでしょう。お買い得品なら1,000円以下の実印から、1本で5万円、10万円以上といった高額な実印まで様々あります。値段や相場に大きな幅があるのには、

実印の作成方法（手彫り、手仕上げ、機械彫り）
実印の材質（水牛、チタン、柘植、水晶など）
実印の作成時間
実印のサイズ

などで、変わってくるためです。

機械彫りで彫刻して最後は手仕上げで個性を出すのが一般的ですが、完全手仕上げとなると時間も手間もかかるため値段もその分アップしていきます。

また、耐久性だけでなく見た目の美しい材質や作成が難しい材質、希少価値が高いものでも用意や作成時間が変わってくるので、値段も変化してしまいます。

更に、お店ごとにも値段の違いはあります。

印材を大量仕入れしてコストを抑えている
印材の仕入れから印鑑の彫刻、発送をすべて自社で行っている
実店舗を構えずネットのみで営業、宣伝広告を行わないなどの経費削減

といったように、色々な手段でコストを抑えることで、同じ印材の印鑑でもお店ごとに値段が変わってくるのです。これがお店ごとに違いがあるヒミツですね。

もちろん、コストを抑えるだけでなく、サービスや付加価値をつけることを大切にしているお店もあるので、「値段が安い」が常に正しい答えではないというのは、覚えておきましょう。

実印の相場としては、これらの違いや付加価値を考慮して15,000円から50,000円の間で購入する人が多いです。やはり大切な印鑑という意味で、銀行印や認印と比べると相場も高くなっています。
少し値段が張ってしまう実印ですが、定価が高いものでも販売店のキャンペーンでお得に入手することも可能ですので、時々価格をチェックしてみるといいかもしれません。

写真は、Inkans.comサイトより「増税応援　黒水牛（極上）実印15.0mm 「印鑑ケース付き」」 5,000 円(税込) （１日20本限定価格）